引越しの際の追加料金

お見積りの段階での増額対象は、やはりお荷物量が大きくかかわってきます。
比較サイトなどにご登録された方は、初めにご家財の入力欄にご記載をいただくかと思いますが、
この時点で各引越会社の『正確なお見積り』に、大きく関わってきます。
確かに、家財が少なければ、引越し料金などは比較的お安くなることでしょう。
ですがもし当日お伺いしたご家財と大きく違ってしまった場合、さらに大きなリスクを背負うことにもつながってしまいます。
まずは、ご自身の自宅にある正確なご家財の申告をいただくことが、お客様にとって安心かつご満足いただけるお引越しにつながる事をご理解ください。

★一つ目は、作業開始3日以内のキャンセルに伴う、キャンセル料です。
こちらは作業予定日3日前から発生致します。
なぜなら、当社では作業3日前に事前にお客様と再度ご内容の確認や打ち合わせを行い、
お時間などの確約をとるためです。
もしお時間の確約をした後、引越し会社から「やはりこの時間にずらしてほしい」と連絡があったら皆さんはどう思われますか？
「せっかく立てた予定をずらさなければならなくなる・・・」
「引越し前にやりたかったことがあったけど、後にしないと・・・」
「梱包が終わらない・・・」
「時間を急に変えてくるなんて迷惑だ、信用できない。」
そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
引越会社側からしても、一度ご成約されたお客様がいらっしゃるのであれば枠をとらなければなりません。
他にその日にお引越しをしたいというお客様がいらっしゃったとしても、その枠が埋まってしまっているのであればお断りせざる負えないこともあります。
そうしてお引越しを3日前に控えた時点でキャンセルをされてしまいますと、
引越し会社としては損失にも繋がってしまいますのでキャンセル料というものが発生してしまうことをご理解ください。

お引越しのご予定に関しましては、無理なく余裕をもってのご計画をお願い致します。


当社でのキャンセル料
・お引越し前々日・・・お見積金額の２０％
・お引越し前日・・・お見積金額の３０％
・お引越し当日・・・お見積金額の５０％
・お引越し当日、トラックと作業員が到着してからのキャンセル申告・・・１００％

★二つ目は、前に記述でも述べたように、明らかに申告いただいたご家財が大きく違ってしまった場合です。
例えば、２ｔトラック　作業員２名の作業でお見積りをとらせて頂き、ご家財なども電話などで確認をさせて頂いていた場合。
　　・とてもではないが２ｔトラックに入りきる量ではない。
　　・ご確認した家財と全然違う。
　　・作業員も二名では足りない。
こうなってしまった時にこのご家財を全て運ぶとなると、追加料金がかかってしまいます。
もちろん、到着したトラックには入りきらないので、増車、もしくはご新居と現住所のピストン作業となります。
本来正しいご家財をお伺いできていれば相応しい車両を用意し問題なくお運びできるお荷物だったとしても、
中には引越し価格を安くするためにお荷物を少なめにご申告される方もいらっしゃいます。
そうなった場合、多少の誤差のお荷物であればご相談の上そのままのお値段でお運びさせて頂く場合もございますが、
あまりにもお伺いしていたご家財と異なってしまう場合は当日増車などのご対応とさせて頂くため、
追加料金が発生し場合によってはもともとのお引越し料金の２倍以上になってしまうケースもございます。
そのためお見積りの段階で、ご自宅のご家財の量を正確に教えて頂く必要がございます。

★三つ目は、急な日時変更です。
（こちらに関しましてはご事情により急遽日程変更になってしまう場合などは、ご相談次第でご対応可能になります。※繁忙期は除く※）
日程変更も、キャンセル料ほどではありませんが、場合によっては追加料金が発生致します。
その他、時期にもよりますがご希望のお日にちでのご案内が難しいこともございますので、
日程変更に関しましても直近のご予定での対応は追加料金の対象となってしまいますのでご注意ください。

★四つ目は、梱包作業が終わっていなかった場合です。
基本、梱包付きプランをご利用でない限り、スタッフによる小物品の梱包は一箱単位の追加料金作業となります。
箱に入らないような大きなものに関しましては、スタッフが梱包いたしますが、棚の中身やお部屋の小物品、キッチン用品や冷蔵庫の中身といった箱に入る生活用品などはご自身で梱包をお願い致します。
作業当日、お荷物が全く整理されていない状態であった場合などは、当日日程変更となる場合がございます。
（梱包が終わっていなかった場合、お引越しができないため）
もちろん、その場合の追加料金の対象となってしまいます。

以上の追加料金が発生したケースで実際にあった事例を下記にまとめます。

・３日以内のキャンセル
『梱包が終わらないからキャンセルしたい』
『あれ？今日だっけ？引越しの日付を忘れていて今日は外出しているためできない』
『ほかに安い業者が見つかったからキャンセルしたい』

・明らかに家財が違った。
『どこまでいえばいいのかわからなかった』
『積めれば問題ないと思った』
『聞かれなかったから答えなかった』

・急な日時変更
『新居の鍵をまだ受け取っていないので日を改めてほしい』
『引越しの前に新居にバルサンを焚きたいから午後に来てほしい』
（ご新居が遠方の方）『飛行機（新幹線）のチケットをとってしまったので今すぐ来てほしい』
『本日雨が降っているので別日にしてほしい』

・梱包が終わっていない
『忙しくてできなかった』
『多少は手伝ってもらえると思っていた』
『何から整理していいのかわからなかった』

などです。
その他にもキャンセルや日時変更の理由は様々ですが、皆様お忙しい中、新生活に向けて準備をされる方がほとんどです。
何か不測の事態や、日程の確認などございましたらお気軽にご相談ください。
早い段階であればお客様とご相談の上、ご対応することは可能ですが、ぎりぎりになってしまいますと難しくなってしまいます。
まだ不確定な状態でも構いません。そういった場合は是非一度ご相談いただけますと幸いです。

こちらのご家財がおうちにある方は多いかと思われます。
代表的な例を挙げますと『IKEA製品』がこれに該当します。
ベッドや机といった家具がお安く入手でき、デザインもシンプルかつオシャレで人気な家具屋さん『IKEA』ですが引越し作業員にとっては大変困ったことに、こちらの家具は非分解家具といわれるものなのです。
一度分解してしまうと、元の同じ状態に戻すことができなくなってしまう可能性があるためです。
と、いうのもこちらの家具・・・『IKEA』さん独自の方法で、廃材となるはずだった木材を家具として蘇らせているため、ビスなどが木材に対して直接打たれている。
そのため、一度使われたビス穴に同じようにビスを入れて固定することができず、別にビス穴をあけなければなりません。
もちろん、最初ベストポジションに打たれたビスに位置を変えればどこかに歪みが生じてしまい、引き出しなどのかみ合わせが悪くなったりしてしまいます。
『IKEA』さんは、そういった家具を取り扱ううえで、自社で専門の分解組み立ての専門家がいらっしゃるほど難しい家具です。
もしこちらの家具をお運びするとなった時には現場作業員は必ずお客様にその注意点と危険性をお伝えしたうえで分解組み立てを行いますが、分解することを考えられていないこちらの家具はお時間と作業にも技術を要します。
そこで、こちらの家具をお運びするとなった際には、
作業員の説明も考慮していただいた上で追加料金を頂きご対応をさせて頂いております。

さて、こちらに関しましては「どういうことだ？」と、疑問を抱かれる方もいらっしゃるでしょう。
こちらは、作業開始時間に作業員が到着しましたが、お客様が外出されていて待機になってしまった場合や、お引越し先への移動時に
ご申告なくお買い物に行かれてしまい、作業員が待機になってしまった際、1時間以上待ち時間がございますと発生致します。
お客様の大事なお荷物を抱えたまま、次にお待ちいただいているお客様への元へも向かえず、いたずらに時間を消費してしまうことで
他のお客さまにもご迷惑をおかけしてしまうだけでなく、大幅に時間に穴が開いてしまいますと、その後の作業にも大幅な遅れが出てしまい
作業員の残業に繋がってしまいます。
作業員の疲労を溜めるのは、正確な作業と作業員の安全を考える会社側からはなるべく避けたい事項にもなりますので
そうならないよう、お引越し当日はお客様の方でもご協力いただけますと幸いでございます。

一軒家で、リビングがお二階にあった場合などによく見られます。
階段が狭く、家具が上げられない・・・降ろせない・・・
そういった場合、クレーン車を使用しお二階のベランダからご家財を吊り上げたり、降ろしたりする作業のことを指します。
もちろんおうちの立地によってはクレーン車を使用できないご家庭もある事と思いますが
その場合は事前に現住所、もしくはご新居にて採寸していただき、ご申告があった場合は増員をし、人の手作業にて吊り作業を行います。
当日、搬入時に発覚した場合は、クレーン車を手配するお日にちとお時間、人員の確保できるお日にちとお時間を頂き、後日作業となってしまいますので
大きなご家財を通さなければならないご自宅の階段や、お部屋などはあらかじめ採寸していただくことをお勧めいたします。
よくある例で挙げるとすれば、やはりファミリー用の大きな冷蔵庫でしょうか。
横幅やドアの取手など、引っかかりそうなところがございましたら、予めご申告ください。
階段などの手摺は、作業員にて外すことができません。（壁に直にビスが刺さっているため、一度外してしまうと今後手摺が何らかの理由で外れてしまう可能性があるため）
壁と壁の間だけでなく、手摺もご考慮していただけると幸いです。